フィルムスキャナーでスキャンした写真がピンボケしている!

フィルムスキャナーでネガやポジをスキャンするとピンボケした写真しかスキャンできなくて、「スキャンデーターがピンボケしている!スキャナーの故障だ!」と思われる方がいるようです。

そもそも最近のスキャナーに採用されているスキャンエンジン(スキャンモジュールとも言う)は、昔の『CISタイプ』とは異なり、『CCDタイプ』のエンジンを採用しています。


[box class=”red_box” title=”CISタイプ”]

スキャンエンジン_CIS

スキャンエンジン_CIS

CISタイプは、例えるとフォーカスゾーンが狭く、エンジンに対してスキャン対象物がピタッとくっついている必要があります。昔のコピー機でコピーを取ろうとした場合、コピー機の蓋でギュ!って押さえつけた経験があると思うんですけど、あれは『CISタイプ』の名残。読める高さが狭いから、ギュッて押さえつけて、平面を生み出しているんですね。[/box]


[box class=”red_box” title=”CCDタイプ”]

スキャンエンジン_CCD

スキャンエンジン_CCD

CCDタイプは比較的「読める高さの幅」に余裕があります。最近の少し高額なスキャナーの場合ですと、この手のエンジンが採用されています。[/box]


最近の一部のデジカメや、スマートフォンに搭載されたカメラのうち高機能なタイプですと、撮影後にピントを選択できる製品もあるようですね。あの技術って結局、複数のピントにあわせて複数の写真データーを取得しているだけなんですね。撮影後のデーターは、複数のピントにあわせたデーターを保持している。だから、写真データーも大きくなる。

現在販売されているフィルムスキャナーは、複数のスキャンデーターを保持する方法ではありません。1回のみスキャンして得られたデーターを「完成品」として管理しています。
※「Multi-Samplingで複数回読みとる機能があるじゃ無いか?」というご意見は、ここでの趣旨と異なるので省きます。

フィルムを使って撮影する一眼レフの場合、ピントはAFであれ一発決め打ちで撮影します。
スキャナーは、対象物(ネガ等のフィルム)を“ありのまま”にスキャンし、データー化します。

もし、スキャンしたデーターが「ピンボケ」している!と言う場合、いくつかの原因が考えられます。

    1. スキャナー(のエンジン)が壊れているため、写真がピンボケしている
    2. カメラで撮影した際、(撮影者の撮影技術を含め、)ピントが合っていなかった。そのピントの合っていないフィルムをスキャンしている。→この場合、フィルムが元々ピンボケしているので、スキャンしてもピンボケします。スキャナーにピンボケ解消機能はありません。

今一度、スキャンデーターがピンボケしてしまう原因を、確認し直しても良いのかと思います。

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