USB(HID)とUSB(SRL)の違い~バーコードリーダーの接続(I/F)

USB接続 USB端子 写真

お問い合わせで多いのが、
「USB接続のバーコードリーダーが欲しいのですけど、USBって『USB(HID)』と『USB(SRL)』というのがあるんですが、どちらを買えばいいんですか?」
という、ご質問。

なるほど。
たしかに同じUSB接続なのに、2種類あるなんてややこしいですね~。

USB接続 USB端子 写真

ちなみに、「USB端子」とは↑のようなものです。
多くの方が、ご利用いただいたことがあるのではないでしょうか。


簡単に言ってしまうと、「HID」と「SRL」とは、信号方式の違いなのです。

「HID」は「キーボード信号方式」。
「SRL」は「RS-232C接続(シリアル信号)方式」です。

多くの方がおっしゃっている「USB接続でカンタンに使いたい」という接続方式は、前者の「USB(HID)」になります。

「USBポートに差し込めば、ドライバーが自動的に当たり(「PnP:プラグアンドプレイ」と言います)、すぐに使えるようなる」 というアレです。

この方式は、バーコードリーダーで読み取った英語、数字データーを(USB接続キーボードのように)、そのままPCに送信してくれる信号形式です。

ですので、多くのPOSレジで使われていたり、皆様の職場での接続も、90%以上は、この「USB(HID)方式」なのではないでしょうか。

じゃあ、「USB(SRL)」なんて、ややこしい接続方式はいらないじゃん」と言う声が聞こえてきそうですが、この方式でないとご利用いただけない読み込み方式があるんです。

それは、

『漢字情報(全角文字)が入った、QRコードを読む』時

なのです。

QRコードそのものを読み込むのは、2次元バーコードリーダーをご利用いただければ、読むこと自体は可能です。

しかし、QRコードに漢字情報(全角文字情報)が入っていると、
HID(キーボード)信号だと、ASCII文字で信号を送ってしまい、
PC側では“文字化け”した情報が表示されてしまう始末なのです。

そこで登場するのが、USB(SRL)による、シリアル信号方式。

この方式であれば漢字情報(全角文字情報)を一旦、
2バイト文字に変換して信号転送してくれて、さらに
転送先で再び漢字情報に変換(戻して)くれるので、
漢字が適正に表記される、という仕組みになっています。

って言うか、難しいですよね(^^;)。

さらには、転送先のPCに「再び漢字情報に変換してくれる
(シリアル信号を再びキーボード信号に戻してくれる)」
サポートソフトが必要になってきますし、
少々ややこしい。

お問い合わせ方法としては、
【1】どういうバーコードが読みたい
 ・・・読みたいバーコードの印刷物の原本があると最高です
【2】接続するパソコンとは、何接続を希望するのか
 ・・・USBなのか、RS232Cなのか、まったく分からないのか
【3】パソコンのOSは何か?
 ・・・Windows7,8,10
と言うところが分かればご案内をさせていただくことができます。


《注意》 現在、問合せは承っておりません。

資料提供 サイト scan ibaraki

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする