2021年05月23日(日)は、『さいたま市長選挙』の投票日。
選挙の際、有権者あてには「投票所整理券」が送られてきます。

投票所整理券には、バーコードが印刷されており、投票所に行くと係の方がこのバーコードをバーコードリーダーで読ませて、投票者の確認を行なっています。
バーコードのおおまかな種類は、一次元バーコードです。
バーコードは、NW-7 (えぬだぶりゅーせぶん)を採用しています。
NW-7 は、文字列の前後に「スタート/ストップ」と称して「A,B,C,D」のいずれかのキャラクターを数列の前後につけています。
バーコードリーダーでバーコードをスキャンして、前後に「スタートストップ」があることで、このバーコードが「NW7」であることを認識、識別しています。
NW-7 の場合、バーコードの下の位置に、バーコードの数字情報が表記されています。
バーコードないに含まれる「数字情報」と同一です。
バーコードとバーコードリーダーを採用している理由は、肉眼や筆記で数字を管理しようとした場合「担当者が文字情報を間違ってしまう」ことを防止するためです。(人的ミスの防止)
たかが数字の羅列なので、間違うはずはないだろう!とおっしゃる方もおられますが、一定数、ミスというのは発生します。バーコードとバーコードリーダーを用いることにより、この文字情報のミスの確率を減らす効果があるのです。
実はバーコードリーダーも「誤読」はします。
誤読することが前提でもあります。
誤読する理由として、
- バーコードリーダー側のハード(エンジン、内部基板など)の問題
- 印刷されているバーコードの品質(汚れ、解像度など)
- バーコードリーダーの使用者の使い方の問題(一部のコードは、バーコードに半分当てただけでも読めることがある)
- 受け手のソフトの問題
などなど。
様々な誤読の可能性がある中、バーコードリーダーの誤読率は、(バーコードの種類にもよりますが)数千から数億分の一の確率で誤読する、とされています。(私は、誤読した現場、状況を何度も見たことがあります)
なので、
- バーコードリーダーとバーコードを用いスキャンさせる
- スキャンで排出された文字情報を、作業者が目視で確認する
というような、ダブルチェックを行なうことにより、誤読の可能性を少なくしていく作業が求められます。
ちなみに先の、「投票所整理券」に表記された、NW7のバーコードを、弊社売れ筋の 二次元スキャナー Scan2D-ID2983 でスキャン読取りさせてみました。
このバーコードに含まれている情報は、下記のような構成でした。
(実際のバーコード情報を記載してしまうと、個人情報に当たるため、記載は控えさせて頂きます)
=含まれていたバーコードの情報=
行政区 / 投票区 / 頁(ページ)/ 行番 / 種類
投票所で、スキャン後に書面と見比べているシーンが思い出されますが、ここで得られた情報と、紙の上の情報を比較し、確認を取っているのでしょう。
【 二次元バーコードリーダー 】 ※手持ち式(ハンドヘルドタイプ)
→ 読取り検証動画
【 一次元バーコードリーダー 】 ※手持ち式 (ハンドヘルド型)
→ Scan1D-ID 0183 検証動画
【 ワイヤレス バ-コードリーダー 】 Bluetooth 無線接続
- ポケットワイヤレス Scan2D-ID1710 納豆 ※データコレクタとして利用可能です
【 データコレクタ 】
- リングタイプ ワイヤレス Scan2D-ID0310 水戸の梅
- Scan2D-ID0710
【 定置式 バーコードリーダー 】
置き型/固定式バーコードリーダーは、POSレジや受付カウンターなどテーブルの上に置いて使用するバーコードリーダーです。 スキャン窓に印刷されたバーコードや、スマホなどの液晶画面に表示されたコードを読ませる等の運用になります。一部のモデルでは、ICカード読取りに対応しています。 |
低価格バーコードリーダーブランド Scan-IDシリーズ

《外部サイト》
どのバーコードリーダーを購入したらよいか分からない場合、簡単な質問に答えるだけで、高性能で安価、低価格なバーコードリーダーが分かるページも公開しています。初心者のお客様には、こちらの 「バーコードリーダーの選び方」を合わせてご確認ください。
